会長挨拶

岩手の看護の質!開来

この度、第10回岩手看護学会学術集会を開催するにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

岩手県の地域医療構想が示され、地域包括ケアの推進が加速する一方で、医療・看護の質保証が求められております。そこで、第10回岩手看護学会学術集会のテーマは「岩手の看護の質!開来」とし、看護サービスの質を多角的な視点から捉え、知見を深め、今後の看護の質向上・改善につなげていただくことを本学会のコンセプトといたしました。看護サービスの質評価の動向は、1990年代から米国看護師協会(ANA)において「看護の質評価指標」を特定する活動が始まり、日本では1989年に看護QA研究会が発足されました。

近年では、2012年度から日本看護協会が「労働と看護の質向上のためのデータベース事業(DiNQL)」を展開しております。

岩手県内の施設においても、DiNQL事業や看護の質評価学会・研究会に参加している病院が増えており、岩手の看護の質向上に寄与するものと期待が高まります。

しかしながら多忙な臨床現場では、看護実践のデータ化・データベースの構築、評価指標の作成等に苦慮している施設が多いと伺います。そこで特別講演は、DiNQL事業を推進しております公益社団法人看護協会の岩澤由子先生をお招きし、データが拓く看護の未来についてご講演を賜ります。

第10回の節目を迎える岩手看護学会学術集会は、本学会開催の原点回帰「自由な発想で誰とでも議論できる情報交換の場」とし、岩手県の看護サービスの質向上が進展する機会となりますよう想念いたしております。

また、岩手県内における医療人の確保は重要な課題となっております。このような現状を念頭に置き、シンポジウムでは「次世代の医療・看護を担う医療人の育成」をテーマに、教育者と臨床家それぞれの立場から話題提供やご発言をいただきます。

さらに本学会では多くの看護学生が気軽に参加できるよう「スイーツセミナー」を設け、看護職種や施設紹介等の企画を考えております。
第10回岩手看護学会学術集会の開催にあたり、ご参会されます皆様と「共に考え・知見を深め・対話できる学会」を目指し、企画委員一同鋭意準備をすすめております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

第10回岩手看護学会学術集会
会長 松浦 眞喜子(岩手県立中央病院)

Copyright(c) 2017 岩手看護学会 All Rights Reserved.