コラムリレー ~「優秀演題賞」2023 受賞者の声①~
2023年10月に開催された第16回岩手看護学会学術集会(大会長:工藤朋子氏)では、2題が「優秀演題賞」に選出されました。
一般演題(口演)
「新卒訪問看護師育成の取り組み」
○工藤直子,高橋栄子(訪問看護ステーションありがとう)
受賞の感想
今回たくさんの演題の中から受賞選出していただき、心より感謝申し上げます。また同時に受賞された岩手医科大学看護学部の舘向先生はじめ共同研究者の皆様には、日頃より新卒訪問看護師育成において大変お世話になっておりましたので、二重の喜びとなりました。
発表演題に取り組んだエピソード
2019年にはじめて採用した新卒看護師は、現在5年目となりました。さらに2022年採用した新卒看護師は2年目。多くの経験を重ね、現在それぞれ大活躍しています。育成に際してはこのふたりだけでなく、指導者側も多くの方々に支えていただきました。いつか恩返しの意味も込めて、実績を形に残せたらと考えていました。そんな折、岩手県立大学の工藤朋子先生から今回の学会のご案内をいただきました。学会テーマが「地域包括ケアを担う看護職の人材育成」。まさしく私たちが現在取り組んでいることそのもの。勝手に使命感が湧いてきて、取り組むことになりました。
発表演題をまとめる際に工夫したこと、苦労したこと
演題を申し込むと決意したものの、準備期間には限りがありました。分不相応な挑戦なのかと諦めかけましたが、実践報告という形で発表出来ると分かり、気持ちが楽になりました。私自身は久しぶりの研究発表でしたので、わからないことは新卒訪問看護師のふたりに教えてもらい、少しは自分も成長できたかなと思います。
今後の展望
現在実践している訪問看護師育成を、今後も様々なご意見ご助言をいただきながら、よりよいものにしていきたいと思います。そしてまたご縁があれば、新卒看護師を迎え入れたいと思います。まだまだ新卒で訪問看護からキャリアスタートすることは珍しいと思われがちですが、近い将来当たり前の選択肢となるよう微力ながら努めていきたいと思います。
2023/12/24掲載
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