コラムリレー ~「優秀演題賞」2025 受賞者の声③~

2025年10月に開催されました第18回岩手看護学会学術集会(大会長:外舘和佳子氏)では、3題が「優秀演題賞」に選出されました。


受賞者の声③
訪問看護利用者の緊急次訪問看護の満足度実態調査
釜谷まゆみさん(岩手県立一戸病院)

受賞の感想

 この度は第18回岩手県看護学会で優秀演題賞をいただき、心より感謝を申し上げます。日々の業務の中で研究への取り組みにご協力いただいたスタッフのみなさん、助言をしていただいた指導者の方々のおかげです。感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。

発表演題に取り組んだエピソード

 岩手県立一戸病院は、以前より訪問看護を行っていましたが、令和7年4月から県立病院として初の訪問看護ステーションを開設しております。精神科医療を中心に展開していた訪問看護を、地域のニーズに応え、高齢独居者や高齢夫婦の老老介護で生活をされている方等に対して、ケアマネジャーとも連携しながら、県北地域の在宅医療を支援しています。訪問看護ステーションが病院内にあることを活かし、毎週行われる多職種での情報共有や、月に数回合同カンファレンスを開催し、在宅から入院、退院から在宅生活へ円滑に移行できるように多職種と連携し支援しています。
 本研究は、改めて、訪問看護における急変時の対応が、利用者・介護者へ十分に伝わり理解されているのか、不安の軽減に繋がっているのか、満足度を明らかにするために取り組みました。

発表演題をまとめる際に工夫したこと、苦労したこと

 アンケート用紙の文字が見えない方に対しては読み上げが必要であり、アンケートの回収にも時間を要するため、研究期間中の訪問件数を調整してもらいました。また、訪問看護ステーションへの移行期間で、さまざまな準備や移行作業がある中、研究をまとめる時間を調整してもらいました。アンケート結果をどのように読み取り考察して今後に繋げていくか、まとめ方に悩むことがありました。

今後の展望

 訪問看護を通した関わりの中で、利用者・家族の気持ちの変化や状態変化には常に気づきが必要です。緊急時訪問看護の対応に満足しているという現状に甘んじることなく、状態変化に伴い何を求めているのか、利用者の言葉を引き出し、思いに寄り添い、スタッフ間で共有しながら関わっていきたいと思います。さらに多職種連携を密に行い、常に利用者主体の看護が継続できるようスタッフ一同邁進してまいります。

2026/8/21 掲載

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